よくスピリチュアルな世界について学び始めた方の中には「自分こそが救世主」「私は目に見えないものが感じられるけど、周りの人はこれが理解できないからすごくない」などの偏った考えに陥る方が結構います。
このようにスピリチュアルと現実のバランスを崩している方は、目に見える世界をあまり信じていないから方から「スピリチュアルな人」という括りで認識されがちです。
そして、スピリチュアルを信じていない方からは、このいわゆるスピリチュアルな人は「怖い、苦手、気持ち悪い」といった感情を抱きがちです。
それでは、なぜこの「スピリチュアルな人」は目に見えない世界を信じていない人から敬遠されがちなのでしょうか。また、どのような付き合い方をするのがいいのでしょうか。
ここでは、スピリチュアルな人が怖い、苦手と思われる理由と、付き合い方について解説していきます。
スピリチュアルな人が気持ち悪い、怖いと感じる理由
先にも述べたように、スピリチュアルな人とは「スピリチュアルに偏っている人」を基本的にさします。
そして、このような通称スピリチュアルな人は、目に見えない世界を信じていない人に対して「スピリチュアルの、考えがもっとも大事」「自分だけが神で特別」などの「目に見えないことだけが正しい」という概念を押し付けがちです。
結果として、スピリチュアルな人は怖い、気持ち悪いなどと思われてしまうのです。
ただここで注意すべきは、この「スピリチュアルな人」とは、スピリチュアルと現実のバランスが取れている(スピリチュアルを学んでいるが現実面で明らかにおかしいことを肯定しない)人から見ても、少し距離を置かれがちといえます。
つまりは、本質的なスピリチュアルの教えとは異なる「スピリチュアを学ぶことでのデメリット」が強く出ている人のことが「スピリチュアルな人」と呼ばれる傾向にあります。
具体的には、特別意識の拡大(スピリチュアルエゴの増大)、スピリチュアルへの逃げ、などが、目に見えない世界を学ぶ上での弊害と言われています。
誰しも自己承認欲求や現実から逃避したい気持ちは多かれ少なかれあるものですが、スピリチュアルを学ぶことで考えが偏りだしている方は、この傾向がかなり強めです。
これは、基本的にスピリチュアルを学び始めるきっかけとして、「何か大きなマイナスの出来事があった」場合が多いためです。
このような場面で、上述のようなスピリチュアルな人(スピリチュアルエゴが強い人)でこの業界である程度有名な人と出会ってしまうケースがよくあるのです。
そして、スピリチュアルエゴが強い師匠は、この傷ついている人に対して「あなたが神に近い魂のレベルが高い人だから、今辛いんだ」「周囲から理解されるのはあなたが凄くて周りがそれをわからないから」などと褒め称えることがあります。
すると、弱っている人からすると一時的に物凄く救われるために、本気で私は特別なんだという、特別意識(スピリチュアルエゴ)や現実逃避感がかなり強い「スピリチュアルな人」が誕生するわけです。
このようなエセ師匠からしても、褒め称えることで、自分のことを特別に思ってくれる弟子ができるために言ってしまうといえます。
結果として、スピリチュアルな人は怖い、気持ち悪いと思われがちなわけです。
スピリチュアルな人との付き合い方
なお、このようなスピリチュアルな人への対応としては、「あなたがどうしたいのか」にフォーカスするといいです。
例えばあなたとかなり仲が良いが、スピリチュアルへの偏りのみがちょっと気になる程度の方であれば、これからも仲良くしていこうと考えやすいのではないでしょうか。
逆に、知り合い程度の方がかなり極端なスピリチュアルな人であれば、付き合って行くことは厳しくなるでしょう。
なお、これはスピリチュアルに限った話ではなく、単純な価値観の問題の1つなわけです。スピリチュアルを特別視する必要もなく、例えば金銭感覚などがあまりにも違う人とはやっていけないのと、同様に考えていけばいいのです。
まとめますと、あなたが相手とこれからも仲良くしたいかどうかを基準として、付き合い方を考えていきましょう